2021年10月27日 by 林 亜樹
芸術の秋。京都市京セラ美術館
芸術の秋を堪能していますか?
身近にアートに触れる機会は溢れていますが、美術館に行ってみるのも一つの方法ですよね。
展示も建築も楽しめます!
しばらく改修工事と、リニューアルオープンするもコロナ禍の為、
ちょっと足が遠のいていた京都市京セラ美術館へ行ってみました。
京都市美術館本館の創建は1933年、帝冠様式を代表する建築…だそうです。
京都市美術館の歴史感じる建築や確かにちょっとボロくなってきた感はあるけど、
趣きある意匠など好きだったので、大改修に期待と不安を抱きながら、いざ…!!
外観は時々見ていましたが、やはりガラス・リボンという新たな現代的な空間が目を引きます。
初めて見た時は、玄関前の広場を掘り下げたガラス張りのエントランスに驚きました。
地下!?玄関が地下になってる!…と
大幅な造りの変化に、中めっちゃ変わってるんじゃ…(不安でもあり好奇心もあり複雑な心情)
あの堂々たる玄関から入れないのが寂しく感じながらも中へ。
ここがあれだから…と以前の記憶と照らし合わせながら中央ホールへ行くと
今まで無かった新たな動線に驚き、新鮮さがありました。
でも変わらない昔の部分も多く残っていて良かったです。
天井や柱、床のタイルやステンドグラスも…
旧エントランスもそのまま残り、照明が灯って素敵になっていました。
他には今まで展示に使われていなかった中庭や東側スペースが活用されていて、
へぇ~こんな空間あったんやーと掘り起こされた非公開部分の活用と新たな施設、動線で
今までに無い展示方法や時代に合った展示がどんどん行われそうで楽しみです。
初めて見た中庭の空間。え!こんなんあったん?と一番驚いたかも
とても大掛かりな美術館のリノベーションでしたが、ただ古い物を保存していくだけではなく
利用し続けていくなら補修や時代に合わせた改修は必要ですね。
家も住む人の生活の変化に合わせて変えていく時が出てきます。
住まいのリノベーションなら是非山栄ホームにご相談ください!