2022年11月15日 by 竹ノ内 昭範
京都初。。
今回も食レポネタは封印して建築屋らしく建築ネタでの投稿です。
(私の食レポを楽しみにしていてくださる方、すみません。。。)
先週末の11,12、13の3日間、京都で初の試みである『京都モダン建築祭』が開催されました。以外に知られてないのですが大きな戦禍がなかったので京都にはモダン建築が多く存在しています。
とりわけ御所近辺に多く残っていて三条通り界隈には現存する建築物を見る事ができます。仕事がら建築士会に出向く事も多く歩いていると今回見学できる革島医院も外からですが見る事ができます。
このプロジェクトのくだりにもありましたが戦禍がなかっただけでは建築物は残りません。それを維持、管理してくれる人の支えがあって後世に残して行けます。時が経ってもその時代を象徴する建物が見れるのは現代に生きる我々にとっては意義深い事であり感謝に値する事だと思います。今回の開催にあたり、モダン建築を後世に受け継ぎたいという志の高い方たちの出資によって開催に至ったという事も知り、またありがたいという気持ちになりました。
今回、たくさん見学できる建物があったのですが時間にも限りがありましたので2邸の見学だけにしました。ひとつは『八竹庵』旧川崎家住宅、もう一つは近所にあるか『旧寺江家住宅』に絞り見学しました。
八竹庵は都会の喧騒にしっくり佇む邸宅で和の庭園、庭園が眺める大きな和室の続き間、和風建築の中に一室だけ洋間仕上げのゲストルームがありその融合にも触れる事ができました。
一番記憶に残ったのは京都の三大祭りである祇園祭の山鉾を居宅で見る事ができる『鉾見台』が作ってあった事です。祭りの際にはここでお酒を嗜みながら過ごすと言うあこがれる建物でした。
二つ目の寺江家住宅はこじんまりとしたお住まいで懐かしい『おくどさん』があり吹抜け天井の先には天窓がある昔の京都の家でよく見かける佇まいでした。
また、次回開催の際には今回行けなかった建物をみたいなと思いました。
建築はいいもんですね。。次回は食レポ復活です。。
でわでわ
TAKE