山栄ホームが全棟で標準採用する「耐震構法SE構法」は従来の木造住宅では難しかった鉄骨造並みの耐震性能と間取りの自由さを同時に可能にする、これからの日本の木造住宅を担う最先端の技術です。山栄ホームは「SE構法登録施工店」の中でも特に厳選された、「重量木骨の家プレミアムパートナー」の一員として、京都・大阪で高品質なSE構法の家を建てています。
SE構法の最大の特徴といえば、その名のとおり地震に強いことです。本来木造住宅では義務付けられていない構造計算を全棟で自発的に行い、過去の大地震でも倒壊しないとされる最高等級である「耐震等級3」が保証されます。これは鉄骨造やRC造の建物にも匹敵する耐震性能で、山栄ホームの3階建ての本社もSE構法で建てられていることからも、木造住宅の常識を大きく変える堅牢な構造技術であることを自ら実証しています。
SE構法は、高層ビルなどで用いられる、柱と梁を剛接合で一体化した「ラーメン構造」を採用しているため、一般的な木造住宅のように壁面に頼らなくても十分な強度を確保でき、壁や柱の少ないより自由なレイアウトが可能になるのも大きな特徴のひとつです。これにより、大開口のガレージハウスや、仕切りのない広々とした平屋、そして京都の狭小地などでもSE構法ならではのダイナミックな設計を実現します。
SE構法で使われる「集成材」は、天然木材の弱点であった品質のばらつきを軽減し、反りや割れのない安定した品質を維持できます。SE構法の集成材は、品質管理のために指定工場でプレカット加工され、工業製品としてJAS認定を受けています。
また、それらの集成材の接合部を支えるのが、独自に開発された「SE金物」です。このSE金物と、通常の2倍以上の強度を持つ特殊ボルトを組み合わせることで、経年変化を伴う木材でも長期にわたって剛性を保つことが可能なのです。
SE構法は最大9mにも渡るスパンを可能にし、間仕切り壁が少ない構造なので、余計な仕切りを作らずに、自由なレイアウトが可能な構法としても知られています。一般的な住宅プランに制約が多い理由は、耐震性能を向上させるために壁や柱などで空間を遮る必要があるためです。
しかしSE構法を使った山栄ホームの家では、自由自在に間取りを考えることができ、開放的な吹き抜けや、最大で3台乗用車を並べることができる大開口のガレージハウスなど、木造では諦めていた大胆な設計が可能です。
SE構法で建てられる家は全棟構造計算されています。「構造計算」とは、地震などの揺れをシミュレートして、一定の基準値以上の強度を予め科学的に導き出すことです。
高層ビルなどでは義務付けられているこの構造計算、実は500m2以下の木造住宅では必須ではありません。しかしSE構法の家では全棟をしっかり構造計算することで、過去の大地震レベルの揺れでも倒壊しない強度をシミュレーションし、木造住宅でも地震に強い住まいが可能であることを証明しています。
安全基準に厳しいアメリカで断熱材市場No.1(35%)のセルロースファイバー。シロアリや結露、カビの対策としても有効で、かつ紙が原料なので環境にも優しい断熱材として日本でもエコ住宅を中心に注目されています。
山栄ホームの家では、断熱地域区分5に分類される日本海側の北陸地域と同等のレベルの温熱性能を社内基準にしています(ZEH仕様を上回るUA値 0.45 - 0.48)。
夏は暑く、冬は寒い。
これは当たり前のことですが、住まいの中ではそうではありません。計画的に断熱工事を施された家は、家そのものが空調の役割を果たし、季節に応じた快適温度をつくり出してくれます。山栄ホームが採用するのは外壁と内壁のあいだに空気の層を作るセルロースファイバー。断熱性能はもちろんのこと、その高い気密性ゆえに遮音性も向上することも大切なポイント。山栄ホームは常にそこに暮らす人の立場で家創りを行っています。
温熱計算やパッシブデザインなども積極的に取り入れつつ、性能値だけを追い求める画一的な家創りにならないように、デザイン性や住心地を考慮した上で、セルロースファイバーや高性能サッシなど、適材適所の断熱技術を採用して、総合的に心地よさを体感できる空間を作り出すのが山栄ホームの理想です。